2013年2月15日金曜日

マーガリン・スパイラルと反省

バレンタインも、なんだかんだで無事終わり。
取り合えず、ほっとしていますが、
今後の課題も見え、来年はもっといいものにしたいなぁ、
と考えたりしています。

と、お題のマーガリン。
昨年のオープンから10月くらいまで、
無添加マーガリンを食パンやラスクに使っていました。
が、今は、それは止め、無添加マーガリンを使用していたものはすべて、バターに変更しました。
(ちなみに、バター以外の油脂分は、キャノーラ油、エクストラバージンオリーブオイル、ピュアオリーブオイル、無添加ショートニングです。無添加ショートニングは、主に離型油用で、サクサク感を出すために、一部のクッキーにも使っています)

「なぜ、マーガリンを使っていたか」というと、正直なところ、「原価を下げる」ため、
そして、「使うなら無添加がいい」という至極単純な考えからでした。
(でも、無添加のマーガリンはそこそこの価格がするのです)

では、
「なぜ、マーガリンをやめたのか」というと、
第一に、使用時の違和感
ラスクの焼成時に目に刺激を感じ、科学的なものを燃やすような臭いがしたこと。
科学的なことや、栄養学に疎いのですが、
単純に、「ようわからんけど、なんかいやな臭いとか目のへんな感じのするなら、使わんがよか」と思ったこと。
第二に、原価よりも安心感
そう安くもない無添加マーガリンを使って違和感を感じるくらいなら、少しくらい原価が上がっても安心感を得たい。
第三に、不慣れなものへの抵抗感。
勤務経験がある洋菓子店では、マーガリン使用はゼロ。
かなり大げさにいうと、心のどこかにある背徳感。

これを読まれた皆さんの中に、賛否両論はあるかと思いますが、正直な所です。
違和感を感じていたのに、数か月間、使っていたという事実は、反省に値しますね。
すいませんでした。ごめんなさい。

バターやマーガリンに関するサイトを見てみると、賛否両論。
ある方のブログには、「マーガリンは加熱すると酸化して体に害」だと書いてあり、
その方は、加熱用はバター、パンに塗るのはマーガリン、にしているとのことです。
その記事が事実だとすれば、ラスク焼成時の刺激臭に合点がいきます。
となると、「ラスクにマーガリン」の私は無知からくる失敗なのか。
いや、他店のラスクを見ると、断然、マーガリン使用が多く見られるけど、
作っている方たちは、私のような経験はないのか。なんてことも、考えたりします。

う~む。マーガリン スパイラルにはまりそう。
でも、
スパイラルにはまる前に、バターに変更してよかった。

そして、次に、無添加って?と疑問がよぎる。
無添加スパイラル。。。?